内原野公園
内原野公園
内原野公園は、毎年4月になれば約1万5千本のツツジが咲き乱れ、あでやかな色彩の渦に包まれます。この公園には、梅、桜、ツツジ、藤、アヤメ、ショウブと春先から初夏にかけて花の途切れるときがありません。また、3月下旬より5月初旬まで観光協会主催の「つつじ祭り」が開催され、週末にはイベントがあり、多くの人で賑わっています。
この公園は、もとは土佐・山内家の家老で、安芸を治めていた五藤氏が藩政時代より遊園として整備されたもので、その際に多くのツツジが補植されました。
延寿亭
内原野公園には、藩政時代に殿様用の休憩所として建築された延寿亭があります。同建物は茅葺の35坪程度の平屋で、宿泊や炊飯等の設備はなく殿様用の便所があるだけの簡素なものとなっています。 建築は幕末のころで、延寿亭という名前は土佐藩主 山内容堂がつけたと長らくいわれていましたが、第12代藩主、山内豊資(とよすけ)より名前を拝領したとの記録が五藤家に残っています。
「つつじ祭り」開催期間中には、抹茶接待や琴演奏会、その他イベントの催しに利用されています。また、一般の方は、1室1時間600円(安芸市役所商工観光水産課 TEL/(0887)35-1011)まで・要予約)で利用することができます。
弁天池
内原野公園には、江戸時代のはじめ1673~1680年頃、延宝年間に築かれたといわれる潅漑用の池「弁天池」があります。これは、土佐藩家老の五藤氏が領内の開発に力を入れ、財政安定のため増収を図り、新田開発の一環として行われたものといわれています。
「つつじ祭り」開催期間中にはボートの貸出が行われ、水上よりツツジを楽しむこともでき、多くの人で賑わっています。
スポット情報
住所 | 安芸市大井甲 |
---|